家賃回収の2つの方法と注意点
不動産投資で意外と見過ごしがちなものの一つに「家賃の振込先」が挙げられます。
大別すると2通りあって、
- ①大家の口座に振込み→管理費を管理会社に送金
- ②管理会社の口座へ振込み→管理費を引いて大家口座に入金
この2つです。
どちらが良いという話ではなく一長一短ではあるものの、メリットデメリットを把握している人は少ない印象です。
今日のブログでは2つの特徴と注意点をお伝えするので、あなたの経営スタイルに合わせて是非参考にしてみて下さい。
大家の口座へ振込みパターン
このパターンのメリットは「管理会社が倒産したときも安全」なことです。
あまり馴染みがないかも知れませんが、特に中小企業の管理会社は潰れることが普通にあります。
入金先が大家ではなく管理会社の口座になっていた場合、入金された家賃はほぼ間違いなく戻ってきません。
(なので管理会社が倒産したときは大至急、家賃の入金先を自分の口座へ変更しましょう。もうこれは大至急です)
一方、デメリットは入金管理を自ら行い、滞納などがあれば管理会社へ連絡するなど雑務をしなくてはならないことです。
入金の入れ違いなどでトラブルにもなる為、サラリーマン大家さんは特に大変だと思います。
管理会社の口座へ入金
そして管理会社の口座へ入金するやり方のメリットはその逆です。
家賃から管理費をマイナスして残金を送金してくれるので大家は確認するだけ。
満室になれば本当にやることがありません。
デメリットは先程お伝えした「倒産時」のみで、倒産したらその月の家賃は諦めるのが濃厚でしょう。
対応が遅れる入居者もいることが多い為、間に合わない可能性が高いと思います。
管理会社を判断する1つの指標
とは言っても私の場合、自分で入金管理などやったことはなく、今まで全て管理会社さんの口座が家賃の振込み先になっています。
不動産投資はサラリーマン時代に始めたので、自分で管理する手間はありませんでしたし、管理や財務が健全な管理会社にお願いすれば何も問題ないからです。
そこで一つの指標をお伝えします。
家賃の振込みといった送金系(月に1度の報告書など送付物なども)がルーズな管理会社は変更するようにしています。
お金の送金時期がマチマチな会社ほど全てにおいてルーズな傾向を昔から感じていましたし、悪評がある会社ほど何かとルーズです。
ということで、次回は管理会社の選び方についてお伝えしようと思います。