不動産投資家の思考と行動の分析
不動産投資家らしい行動
沢山の投資家を見ていると成功している投資家には「周囲と同じ行動をしない」という共通点があります。
・お金の運用は貯金一択
・休日は土日休みが当然
・大型連休は身体を休める絶好の機会
・飲み会は当然で投資は怖くてできない
など勝ち続けている投資家は「クリスマスはチキン、正月はお雑煮を食べる」という昔から根付いた習慣も嫌います。
私の周りでは人と同じ事をする社長や投資家は一人もいません。
人と同じで良いステージ
とは言っても、何でもかんでも人と違う事をしていたら上手くいくこともいかないはずです。
会社のマニュアルなんかはそうですが、何十年もかけて蓄積された「誰でもできる説明書」であり、不動産投資も同じで、ある程度「成功パターン」が決まっています。
わざわざ再現性の低い方法で取り組む必要はないですね。
そして、それは会社員の不動産投資に大きく当てはまります。
巷の不動産投資の武勇伝本に載っている様な、
「メガバンクでオーバーローン!!」
「大幅な指値を通して利回り100%」
「主婦でもできた!」
等の偉業は実は隠れた前提があったりするので、再現性が低いのです。
なので、会社員が不動産投資をするなら良くも悪くも、似たり寄ったりの「そこそこの物件」を買う事になります。
立地もそこそこ
土地値もそこそこ
入居状況もそこそこ
基本はこういう物件を探し、その中で差を作っていく訳です。
特別な資産を持っていない普通の会社員の投資初期は人真似で充分です。
不動産投資の武勇伝を真似しようとしても上手くいきません。
人と同じだと勿体ないステージ
逆に会社員で不動産投資歴が数年(数期)あったり、自己資金が1,000万など豊富になる場合は、初心者大家が買う様な「事業性の低い物件」、誰が運営しても似た様な結果になる物件を買うのは勿体ないです。
専業大家でやってて、実績と金融機関から信用を積んでいる場合も同じです。
そういう時は「賃貸業の事業者」に相応しい物件を買っていくステージです。
・全空物件
・超築古の再生系物件
・権利関係がめちゃくちゃで交渉ありきの物件
・立地が最低で入居付けに特別な何かが必要な物件
他にもありますが、これらはサラリーマン大家に融資はまずつきません。
事業者であるから買う事ができます。
サラリーマン大家の熾烈な物件争奪戦から逃れられる事業性の高い物件を買い、それぞれの得意分野を超やっかいな物件を難なく武器に満室へと導く訳です。
人真似からスタート・得意技へ昇華
「人と同じことをしない」考えは成功する投資家の特性なのは間違いありません。
ただ、不動産投資においては成功するやり方は確立されているので、手順を踏んだ方が良いです。
①会社員の与信を使って簡単な物件を購入して実績を作る
↓
②事業性の高い物件にシフトし金融機関の信用を積む。
成功されている大家さんを見ていると、②がそれぞれです。
交渉が得意な人は交渉を武器にしているし、泥臭く作業出来る人は自らDIYをやったりしています。
最初は似たり寄ったりの不動産投資でも、いつか自分のスタイルを確立させれば
金融機関からはその人の得意技として認められ、投資初期は買えなかった物件を
買えるようになっているはずです。