空室が埋まった経緯【「誰がどれだけ薦めてくれるか?が全てです】
昨年の11月に2部屋同時に入居が決まり、築古アパートが満室になりました。
私が購入する前は空室が何年も続いていたアパートです。
募集を開始して2カ月くらいで満室になったのですが、遠方の物件なので私は現地にはもちろん行っていなくて・・・にもかかわらず満室になったのは全て管理会社さん(関連する客付け会社も)が入居付けに奔走してくれたからです。
不動産は賃貸でも売買でも、基本は相対取引なので、関係者が動いてくれないと同じ物件や条件でも結果がまるで違ってくるのを再認識しました。
そして、この物件は巷の不動産投資本で書かれている空室対策はほとんどやっていません。
地域最安の家賃を武器に、幅広い入居者層を受け入れることでウリにしたらうまくいったわけですね。
様々な空室対策があるものの、入居の決定打になるものは案外少ないと以前から思っていましたし(とは言ってもやった方がもちろん良いです)、今回も痛感しましたが、最低限のリフォームで最速で入居を決めるために一番大切なのは、「客付けしてくれる人の熱量」です。
で、今回はこのアパートにまた空室が1部屋でまして、こちらの記事の内容と今日のブログは結構かぶるのですが、最新版ということで併せて読んで頂くと分かりやすいと思います。
入居申込みの経緯
昨年11月は、1人目は来店からの内覧、そして入居申込み。2人目は管理会社さんが懇意にしている業者が客付けを決めてくれました。
要は「自分の物件を強く薦めてくれる存在」がいたから早く入居が決まったわけですね。
空室対策もした、客付け営業もがんばった、しかし・・・だからといって担当者ががんばって客付け営業してくれるかは別問題なのです。
経路はどこからであっても、似たようなアパートは沢山ありますし、それぞれの物件にオーナーがいます。
どのオーナーの物件を優先して薦めるかは完全に客付けをする担当者次第なのです。
これを理解しないで、「満室対策はかなりしたのに入居が決まらない・・」とか、ましてや「金払ってるんだから早く入居付けしろ!」と叫んでも、なかなか厳しい戦いになるでしょう。
いかに優先してもらえる存在であるか?が満室経営の超大切なポイントです。
(全てと言っても過言ではありません。)
過去の空室も基本は同じ
この物件だけではなく、管理会社さんも各地域合計4社とお付き合いしていますが、どこも同じ感じですね。
ムカつく大家の物件は全てが後回しにされます。(笑)
同じエリアにある築古物件を満室にしたときも、担当者さんと一緒にセルフリフォームを行い、「ここまで一緒にやる大家はいないです」と言われて、その後1ヶ月も経たないうちに満室になりました。
「俺はサラリーマンで忙しいんだから入居付けお願いね」というスタンスだったら、高確率で優先順位を落とされていたでしょう。
今回の空室を埋める際も、遠方ではあるものの取り組む姿勢は全く同じで、「私もがんばるので是非協力して頂きたいです」とう姿勢で接しました。
問い合わせがあったらすぐに私に連絡頂けてますし、担当者さんへ一定の裁量もお渡ししています。
おかげで今月の入居募集開始から早くも3件問い合わせがあるので、きっと優先して私のアパートを案内してくれているんでしょう(嬉)
ラッキー要素も少しだけ
この「担当者ががんばってくれた」以外に私が経験したことと言ったらラッキーパンチです。
町内会長さんに挨拶したところ、入居者を紹介してくれました。
無心で動きまわってると「引き寄せの法則」が働いて、思いもよらないところから望んだ成果が出るのはたまにあります。
タイミングよく入居希望者が現れるのだって運です。
不動産売買も同じ
そして、これは不動産の売買だって同じです。
いくら大きな会社に依頼したところで、専属専任にしたところで、結局は「担当者が売ってくれる気満々か」(逆も然り)で結果が全然変わってきます。
人間関係を濃くしない限り、優先しなくてはいけない人を優先するのは当然のことでしょう。
メールの返事が遅かったり、全てをブン投げるスタイルで来られると客付けにしても売買にしても、何をやるにしても「後回し客」認定で、覆すのは至難の業です。
普段サラリーマンをしている方なら、「お客様」ではなく、「取引先」に対応する感じで、それでいてオーナーらしく堂々と判断していけばきっと「優先しないとヤバイ」大家認定されると思います。