サラリーマン時代を振り返って思うこと【不動産融資が厳しいときこそ本業が大切】
卒業シーズンですね(^^)
この時期になると地元の北海道を離れて、最初の勤務地である秋田にフェリーで向かったことを思い出します。
本業であるサラリーマンの仕事でそれなりにがんばっていたからこそ不動産投資を始められましたし、サラリーマンで身につくスキルでアパート経営は充分できてしまいます。
こちらの記事でも書きましたが、当時からリチャードテンプラーのマインドをいつも思い出して生活していたものです。
成功するかは分かりませんが(サラリーマンの出世競争は半端じゃないことはあなたも重々ご存知かと思います)少し意識するだけで大きな失敗なくサラリーマン生活を送れるはずです。
こちらのツイートにもある通り、不動産を買えない時期は誰でも経験しますし、ジタバタするより効果的なことをしていくのが吉と言えそうです。
今日は少し番外編っぽくなりますが、サラリーマン時代を振り返って良くできたことと反省点をまとめてみました。
サラリーマンのお客様は誰?
よく「お客様目線で仕事しろ」と言われると思いますが、そう簡単にはいかないのがサラリーマンですよね。
お客さんの為を想って提案したことが会社の利益減少につながったり、下手したら失注したり、社内の予算的に大きな提案(必要以上の)をする必要があったり・・・営利企業である以上仕方ないことです。
サラリーマンの成功=出世と考えると、お客さんに依り過ぎると高確率でうまくいかないでしょう。
意識の高い自己啓発本に書かれている「顧客が第一!」的な話を盲信して仕事してしまうと、もう一つの重要な評価である「社内評価」が伸びなくなりがちだからです。
顧客を想って丁度良いプランを提案しても、「もっと高いプランを売ってこい!」と上司に詰められるのは業界を問わないはずです。
さらに、飲み会や雑務など色々なイベントや業務外業務もこなさなくてはならないので最も攻略する必要があるのは顧客ではなく上司や社内関係だと思います。
いくらお客さんに感謝されても、上司の評価を得ないことには社内の評価は上がりません。
”正直不動産”などを読んで影響されている人もいそうですが、基本的にサラリーマンが「尽くす相手」は社内であることがほとんどだと思います。
サラリーマンのNG行動
当時の反省ですが、まぁそこまでお客様目線で仕事をしていた訳でもないとは思いますが、自己啓発本を変に真に受けていた感はあります。
要は「仕事が終われば何でも良いんでしょ」という感じで、社内のキーパーソンに名前を売ったり、飲み会の幹事を積極的にやって評価を高めたり、同僚と横のつながりを作って仕事をやりやすくしたり・・・
そんな地道なロビー活動的なものが明らかに手抜きでした。(笑)
手間のかかる人を率先して手伝う訳でもなく、「本人の努力不足」という感じさっさと帰り、けっこう冷たい社員だったかもしれません。
ただですね・・・これだと上手くいかないことに数年経って気づきました。
「仕事ができる=出世する」ではなく、ときには色眼鏡も入りつつ、色々な観点から社内評価が決るのが会社組織だということに当時は気づけなかったわけですね。
この辺をしっかりやる人は入社間もないころからやっており、数年も経つと挽回が絶望的なほどの差になっていました。
個人の力なんて大したことはなく、協力したり、目上の人から引っ張り上げてもらう方が大切だと悟ったわけです。
得た力を不動産投資に活かせた
と言っても、サラリーマンをしていると嫌でも身につくスキルがあります。
メールや電話応対、対人関係など多岐にわたりますが、全て不動産投資に活きています。
逆に言うと、アパート経営は普通のお仕事が務まる方なら誰でもできてしまうオイシイ商売だなとつくづく思います。
そして何より、毎朝決まった時間に出社してコツコツと働いたご褒美は「与信」となって返ってきます。
給料を返済原資として、数千万円から億単位の融資を受けられるのはサラリーマン最大の超豪華な特権です。
スキルを磨いてコツコツと働いていれば、融資基準が緩んだとき規模を拡大できるはずです。