不動産投資や副業に興味があるけど、いつまでもやらない人のマインド
不動産投資はもちろん、副業など自己資金増加に関わるアドバイスも行っていますが、やる人はすぐやる一方、やらない人は永遠にやりません。(笑)
今年の春にとある30代の男性と話しましたが、2~3年前に1時間5万円の不動産投資のコンサルティングサービスを受けたにも関わらず、物件を購入していませんでした。
どうでした?と聞くと「マインド系の話に終始していました」とのことでしたが、何年も前に不動産投資に興味を持って、いまだに開始できていない現状を見る限り、マインドに問題があると思わざるを得ないでしょう。
沢山の「興味はあるけどやらない人達」には面白いくらい共通事項があり、考え方や心配になるポイントが似たり寄ったりです。
今日のブログではその辺をまとめてみました。
不動産投資でよく聞く「分析」
不動産投資を心配する理由を挙げればキリがないですが、代表的なものは次のようなものだと思います。
- これから日本は人口が減る
- 日本は地震が多い(建物の倒壊リスク)
- 金利上昇やデフレ
- 地方は空室率が高いので都心のみOK
勉強している方だと、自己資本比率がどうとか「買い時かどうか?」ということが判断に関わってくるみたいです。
しかし、私に言わせれば人口減少や自然災害は不動産賃貸業だけに襲い掛かる問題ではなく、全業種全業態に関わる話です。
おまけに自己資本比率を気にするなら不動産投資はできないし、買い時も分かるはずはありません。
リスクへの対策さえ整理できていれば、別に分析するほどのことではないはずです。
「分析」なんて実はやってない
彼らに不動産投資を不安視する理由を聞くと、無限に出てきます。
結局やらない人は分析をしているわけでも何でもなくて、要は「リスクなく楽して儲けたい」感じです。
魔法も白馬の王子様も存在しない
そして、こういう人は不動産投資を「買って終わり」の投資商品と見ているフシがあります。
- 「レントロールを見ると家賃にバラつきがあるので止めておきます」
- 「いま築○○年なら売却税が安くなる5年後は築年数が古すぎる」
- 「近隣のアパートが空室だらけなのでエリアとして魅力がないと思う」
全てが間違っているわけではないし、むしろ合っている可能性も多いにあるのですが、問題は「買って終わり」のスタンスを貫いている点です。
REITを買ったあとみたいに何もしなければ、そりゃあ家賃も下がるし満室にはできないし、建物は荒れていく一方ですよ、という感じなのです。
私も便宜上は「不動産投資」と呼んでいますが、やっていることは不動産賃貸業という一つの事業であり、事業である以上放っておくと上手くいかないのは当然ですね。
買ったら勝ちが確定する物件は一般の市場には出回らないので、「いつか良い物件に出会える」的な希望は残念ながら一生実現しません。
投資家の一番疲れる仕事は決断すること
冒頭の「1時間5万円のコンサルティングを受けたにも関わらず不動産投資を始めない人」は結局のところ、投資家が一番エネルギーを使い、ストレスを感じる「勝てるか分からない中でお金を先に投資する」という決断を先延ばしにしているに過ぎないわけですね。
投資しても勝てる保証なんてないし、先にお金を投じるのはそれなりの勇気が要ります。
それらから逃げて存在しないお宝物件を待ち続けるのは時間の無駄以外のなんでもないと思います。