関係者への接し方【満室経営の基本】
今日は不動産投資はもちろん仕事における人間関係の基本、人への接し方について考えを書いてみました。
ビジネスの現場は「人との出会い」の連続で、それをモノにできるかどうかが成否を分けると思うからです。
(もちろん会社員だって同じだと思います)
心構え的な内容が多いですが意識するだけで充分、周りからの印象は変わるはずです。
「世渡り上手」という言葉がありますが、個人能力は大したことないのに上手くいく人は、やはり人への接し方が違うのでしょう。
今日お伝えするのは、私も昔から意識していることなので、特別な才能やセンスが必要なものではありません。
意識するだけで必ず変わっていくはずなので是非最後までご覧下さい。
対人関係の基本的な考え
以前こんなツイートをしています。
人間関係におけるイロハは会社員時代に基礎ができたと思っていて、この本が実は元ネタです。
できる人の仕事のしかた
是非読んでみて欲しいのですが上記ツイートの根底にあるのは、要は「相手に対等に接する」ということです。
場合によってはマウントを取る必要もあるかも知れませんし、威圧感を出すことが効果的に働くケースもあるかもしれません。
しかし、関係者など身内においては対等に接することを昔から心がけています。
人間関係のNG事例
こう考えるようになったきっかけは会社員時代でした。
あなたも普通に働いていれば一人や二人見たことがあると思います。
「調子に乗る人」
です。(笑)
- 少し成果を出したからと言って調子に乗る新人
- 出世競争のために周りを蹴落とす中堅社員
- 派閥に属して保身と出世しか興味が無い上司
色々な人を見ましたが、これらの人の共通点は「どこかで失脚していた」ことでした。
降格や左遷など分かりやすいケースもあれば、細かなところで協力してくれなくなる等、表面化していないケースもありましたが、とにかく上手くいっていませんでした。
社会にでて2年目くらいにこの事実に気が付いた訳です。
満室経営はチームで達成
上記みたいなことを不動産投資でやってしまうと実に不都合が生じます。
- あの大家、ムカつくから入居付けしないでおこう
- 良い物件が出ても違う大家に話を持っていこう
- 面倒なことが起きても、最低限の仕事で終わらせよう
不動産投資は平たく言うと大家さんなので、調子に乗ったり上から目線で接する誘惑が多いのです。
管理会社や仲介会社など関係者にとって、どんなに嫌な人でも一応は「お客様」なので、最低限の対応はしなくてはなりません。
それが原因で勘違いしてしまい、会社員時代に私が見た「調子に乗る言動」をしてしまうと、当然ですが全てがマイナスに働きます。
入居付けもしてくれないし、良い物件や業者を紹介してくれることもないし、トラブルが起きても「勝手に解決してね」的な対応をされることさえある訳です。
サラリーマン大家は本業の傍ら不動産投資をしているので、関係者の協力を得てリーダシップを発揮しないと満室経営は不可能です。
giveの精神
巷の空室対策本に書かれている内容を抜粋するとこのようなものがあります。
- 満室になったら仲介会社と宴会(大家負担)
- 入居を決めてくれた担当者に謝礼
- 広告費とは別に謝礼
- 広告費の上乗せ(相場の2倍など)
(業法上、グレーな内容もありますが表に出ないのは大家がそれを望んでいるからです。)
この辺は確かに効果的です。
何が言いたいかと言うと、「先に自分から何かを渡して」はじめて相手の行動が変わる、ということですね。
お客様根性丸出しで「早く入居付けしろ!」と言われても、仲介会社からしてみれば、「俺たちが頑張っている間、あなたは何をしてるの?」という話になります。
謝礼の一つでも渡せばこちらの気持ちも分かりやすく伝わる訳です。
別にお金じゃなくても良くて、一緒にリフォームをしたり、客付け営業を回ったり、とにかくこちらから差し出せるものを差し出すことが超大切で、空室常連大家はこれができません。
とにかく人間関係の基本はなにかをgive(与える)することで、これを昔から実践してきました。
(ただし、与える人を間違えたら搾取されて終わります)
不動産投資自体も先に大金を拠出するから、家賃収入というリターンを得られます。
先に出してリターンを狙うのは、投資に限らず人間関係においても同じでしょう。